NuPhyの薄型キーボード「Air65 V3」「Air100 V3」が国内発売|厚さ13.2mmでキーストローク3.5mm、JIS配列と分割スペースバーに対応

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NuPhyのロープロファイルメカニカルキーボード「Air65 V3」「Air100 V3」のメインビジュアル。

スマートウォッチで日々の活動を整えていても、1日のうち最も長く体に触れているのはキーボードだという方は多いはずです。デスクワークが中心なら、打鍵感や手首の負担は睡眠や運動と同じくらい毎日の調子に効いてきます。それでいて、薄いキーボードは打ち心地が物足りず、打ち心地のよいキーボードは分厚い、という悩ましさもあります。

三陽合同会社が扱うNuPhy(ニューフィー)のロープロファイルメカニカルキーボード「Air65 V3」シリーズと「Air100 V3」シリーズが、2026年8月7日に国内発売されました。厚さ13.2mmという薄さのまま3.5mmの深いキーストロークを確保した、第3世代の「Air」シリーズです。

発売から1週間あまりが経ち、公式ストアの在庫はいったん切れました。現在は入荷待ちの予約受付という形で注文できます。

薄さ13.2mmで、キーストロークは3.5mm

最薄部13.2mmのアルミニウムボディ。220グリット仕上げのアルマイト加工とCNC加工による質感が特徴。

Airシリーズは従来から薄型が売りでしたが、V3では設計を一新し「より薄く、より高性能に、より自由なカスタマイズ」をコンセプトに作り直されています。筐体は最薄部13.2mmで、220グリット仕上げのアルマイト加工とCNC加工によって高級感のある質感に仕上げられています。

薄型キーボードで気になるのは、やはり打ち心地でしょう。V3ではGateron社とNuPhyが共同開発した第3世代ロープロファイルスイッチ「Nano」シリーズを搭載し、3.5mmの深いキーストロークを実現しています。長時間のタイピングでも疲れにくい設計とされており、なかでも静音性に優れた「Blush」スイッチは、オフィスや家族のいる自宅など、音が気になる環境に向いています。

GateronとNuPhyが共同開発した第3世代ロープロファイルスイッチ「Nano」シリーズの技術仕様。

ひとつ注意点があります。このNanoスイッチはAir V1・V2・HEシリーズと互換性がありません。旧モデルのスイッチを持っている方が付け替えて使うことはできないので、買い替えを検討している方は覚えておいてください。

65%と100%、ANSIとJISから選べる

NuPhy Air65 V3シリーズ。持ち運びや省スペース利用に適した65%レイアウトを採用する。

Air65 V3は持ち運びや省スペースに適した65%レイアウトです。長さ318.9mm・横幅109mm・重量635gで、カバンに入れて外に持ち出す使い方にも向いています。

NuPhy Air100 V3シリーズ。テンキーを備えた100%レイアウトのモデル。

Air100 V3はテンキーを備えた100%レイアウトで、長さ380.6mm・横幅133.6mm・重量950gです。数字入力が多い方はこちらになります。

どちらにもANSI(US英語配列)とJIS(日本語配列)の両方が用意されています。海外製のこだわりキーボードは英語配列しかないことも多いので、日本語配列が選べるのは素直にうれしいところです。同じ三陽合同会社が扱うLofree Flow2 for Macも、Mac配列に振り切ったロープロファイルキーボードでした。

NuPhy Air V3シリーズのJIS(日本語配列)モデルが搭載する分割スペースバー。キー割り当てを自由にカスタマイズできる。

さらにJISモデルには分割スペースバーが搭載されています。長いスペースキーを分割して別々の役割を割り当てられるので、変換や修飾キーを親指の位置に置くといった使い方ができます。後述のWebドライバーから自由に設定できます。

ロータリーノブで音量やズームを操作

NuPhy Air V3シリーズに付属するロータリーノブ。音量調整やズーム操作などの双方向入力に対応する。

付属のロータリーノブは、音量調整やズーム操作などの双方向入力に対応します。動画編集やクリエイティブな作業では、つまみを回して微調整できるだけで効率が変わってきます。割り当てる機能はカスタマイズも可能です。

なお、ロータリーノブは別途取り付けが必要です。装着方法はユーザーマニュアルで確認してください。

Webドライバー「NuPhy IO 2.0」でカスタマイズ

NuPhy自社開発のWebドライバー「NuPhy IO 2.0」の設定画面。キーマップ変更やマクロ設定に対応する。

カスタマイズはNuPhy自社開発のWebドライバー「NuPhy IO 2.0」から行います。キーマップの変更に加えて、マクロ設定やライトエフェクトの調整まで対応しており、直感的な操作で自分好みの環境を作れます。

専用アプリのインストールが不要でブラウザから設定できるタイプなので、会社と自宅で別のパソコンを使っている方でも扱いやすい仕組みです。ドライバーはNuPhy IO 2.0の公式サイトから利用できます。

3モード接続でスマートフォンやタブレットにも

有線USB-C・Bluetooth 5.0・2.4GHzワイヤレスの3モード接続に対応し、macOS/Windows/Android/iOSで使える。

接続は有線USB-C、Bluetooth 5.0、2.4GHzワイヤレスの3モードに対応しています。ポーリングレートは有線と2.4GHzが最大1,000Hz、Bluetooth 5.0が125Hzです。反応の速さを求める場面では有線か2.4GHz、取り回しを優先するならBluetoothと使い分けられます。

対応OSはmacOS・Windows・Android・iOSで、複数のデバイス間をスムーズに切り替えられます。3モード接続という点ではKeychron K3 HE・K3 Ultraも同じ土俵にいます。パソコンとスマートフォンを行き来しながら作業する方には便利な作りです。技適認証も取得済みなので、国内でも安心して使えます。

バッテリーとライトエフェクト

バッテリー残量やタイピング速度を可視化するリズムライトバー。20種類以上のライティングモードに対応する。

搭載されたリズムライトバーは、バッテリー残量の表示に加えて、タイピング速度を可視化するインジケーターとしても機能します。自分の打鍵のリズムが光で見えるというのは、スマートウォッチで歩数や心拍を眺めるのに近い面白さがあります。今後のアップデートでは、音楽に連動して発光するビジュアライザー機能の追加も予定されています。

バックライトはSouth-facing RGB LEDで、20種類以上のライティングモードに対応します。NuPhy IOからオリジナルのカラーパターンを作ることもできます。

バッテリー容量はAir65 V3が2,500mAh、Air100 V3が4,000mAhです。ライトをすべて消した状態での動作時間は、Air65 V3が約761時間、Air100 V3が約1,000時間とされています(いずれもラボテスト結果)。ライトを点けると大きく短くなるので、光らせて使うか実用重視でいくかで持ちは変わってきます。

主な仕様

項目 Air65 V3 Air100 V3
レイアウト 65% 100%
キー数 68(ANSI)/73(JIS) 99(ANSI)/104(JIS)
サイズ 318.9×109×13.2mm 380.6×133.6×13.2mm
重量 635g 950g
バッテリー 2,500mAh 4,000mAh
動作時間(ライトオフ) 約761時間 約1,000時間
動作時間(ライトオン) 約15〜67時間 約24〜73時間
スイッチ Gateron ロープロファイル3.0(Nanoシリーズ)
マウント ガスケットマウント
ホットスワップ 対応
接続 USB-C有線/Bluetooth 5.0/2.4GHz
バックライト South-facing RGB LED(20モード)
対応OS macOS/Windows/Android/iOS
キーキャップ ダブルショットPBT(ANSI)/Dye-Sub PBT(JIS)
タイピング角度 4度/8度/10度

価格と販売スケジュール

販売は2026年8月7日18時に始まりました。取り扱いは公式ストアの「DIGIART」に加えて、ビックカメラ.comとヨドバシ・ドット・コムの3か所です。

プレスリリース上の定価はオープンプライスですが、公式ストアのDIGIARTでの販売価格はAir65 V3が24,200円、Air100 V3が29,700円です。

本記事の公開時点では、Air65 V3・Air100 V3ともにANSI/JIS、全スイッチが「入荷待ち(予約可)」になっています。注文自体は受け付けており、入荷しだい順次発送されるとのことです。発売から間もなく在庫が切れた形なので、狙っている構成があるなら予約を入れておくか、店頭の在庫を当たるのが確実です。

Air65 V3を見る

Air100 V3を見る

まとめ

13.2mmという薄さで3.5mmのキーストロークを確保し、JIS配列と分割スペースバーまで用意してきたあたりに、日本のデスクをきちんと想定した作りを感じます。ブラウザから設定できるNuPhy IO 2.0や3モード接続も、パソコンとスマートフォンを行き来する使い方に噛み合っています。

スイッチが旧シリーズと互換性がない点と、ロータリーノブが別途取り付けである点の2つだけは、購入前に押さえておきたいところです。デスクの時間を少しでも快適にしたい方は、実機を触れるビックカメラやヨドバシカメラの店頭で打鍵感を確かめてみるのもよさそうです。あわせてリストレストの選び方も見直すと、手首の負担はぐっと軽くなります。

Source: 三陽合同会社 プレスリリース

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