iPhone 18 Pro用の保護フィルムでFace IDが通らない不具合をメーカー4社が公表|アンチグレアやのぞき見防止のタイプに集中

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Appleロゴの店舗のイメージ画像。Apple Watchは写っていない。

iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Max用の画面保護フィルムを貼ると、Face ID(顔認証)が正常に動作しないことがあります。9月17日にリーカーが原因を指摘し、その翌日から保護フィルムのメーカーが相次いで公式の告知を出しました。

2026年9月21日時点で告知を確認できたのは4社です。対象に挙がった製品はいずれも、反射防止(アンチグレア)やのぞき見防止といった表面加工を持つタイプでした。自分のフィルムが対象かどうかの確かめ方まで整理します。

フィルムを貼るとFace IDが通らなくなる

症状は分かりやすいものです。対象のフィルムを貼った状態だと、顔を向けてもロックが解除されない、Apple Payの支払いで認証が進まないといったことが起きます。Face IDの登録そのものが最後まで進まない例もあります。

フィルムをはがせば元どおりに動くため、端末そのものの故障ではありません。とはいえFace IDは画面を見るたびに使う機能なので、使えないと毎回パスコードを打つことになります。買ったその日に貼った人ほど、端末側の初期不良を疑ってしまいやすい症状でもあります。

9月17日にリーカーが原因を指摘した

メーカーの告知より先に、この症状の原因に触れていた投稿があります。Appleの噂で知られるリーカーの@L0vetodreamが、9月17日に投稿したものです。

投稿の内容はこうです。iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro MaxではFace IDのモジュールが小さくなり、部品の並びが変わりました。顔に赤外線を当てる投光部が画面の下側、それも左上の角へ移っています。ふだんの解除では違和感がないものの、画面を通り抜けたあとの赤外線の効率は以前と変わっている、と指摘しています。

そのうえで、すりガラスのように曇った見た目のマット系フィルムを貼るとFace IDの登録に影響が出る、という結論を示していました。メーカー各社が同じ原因を公式に認めたのは、この翌日からです。

のぞき見防止フィルムでも同じことが起きる

@L0vetodreamの投稿には、メーカーの告知に出てこない話も含まれています。いずれも本人が使って確かめた体感としての説明なので、そのつもりで読んでください。

・マット系フィルムを貼ると顔の登録がうまく進まず、何度やっても登録しきれないことがある
・解除の感度も落ちる。体感で認識率が半分ほどになり、顔を近づけないと解除しにくくなる
・のぞき見防止フィルムでも同じことが起きる。マット系より少しましだが大きくは変わらない

結論として、この投稿はマット系フィルムとのぞき見防止フィルムを貼らないよう勧めています。メーカーの告知は対象製品の型番までしか踏み込んでいないので、加工の種類で見当をつけたい人には参考になる内容です。

メーカー4社が対象製品と対応を公表した

翌9月18日、トリニティ・PGA・テレホンリース(ブランド名はラスタバナナ)が同じ日に告知を出しました。NIMASO JAPANは9月17日に販売停止を告知し、9月20日に調査結果を公表しています。まず4社の対応を並べます。

メーカー 告知日 対象 対応 窓口
トリニティ 2026年9月18日 4製品 在庫を回収し購入者には交換または返金 問い合わせフォーム/電話048-299-3433(平日9時30分〜18時)
PGA 2026年9月18日 2製品 交換または返金 電話0120-170-150(10時〜12時と13時〜17時)
テレホンリース(ラスタバナナ) 2026年9月18日 4製品 着払いで返送すると光沢タイプを代替品として発送。反射防止タイプの正常品は最長1か月程度 メールinfo2@rastabanana.com
NIMASO JAPAN 2026年9月17日(調査結果は9月20日) iPhone 18 Pro/Pro Max用アンチグレアフィルム 販売を一時停止。対策品の販売再開は10月15日頃を予定し購入者には交換または返金 問い合わせフォーム/LINE @nimaso/メールsupport@nimaso.co.jp/電話0120-913-026(平日10時〜17時)

型番まで公表しているのはトリニティ・PGA・テレホンリースの3社です。NIMASO JAPANは対象を「iPhone 18 Pro/Pro Max用アンチグレアフィルム」と製品の種類で示しており、個別の型番は挙げていません。

トリニティの対象4製品

告知の全文はトリニティの公式サイトで確認できます。

型番 JANコード 製品名
TR-IP26M3-PFI-AG 4582269610047 iPhone 18 Pro用 反射防止 画面保護フィルム 位置ピタ
TR-IP26M3-PFI-3AAG 4582269610054 iPhone 18 Pro用 極黒 超低反射 画面保護フィルム 位置ピタ
TR-IP26M3-G3-FPVAGCK 4582269610481 iPhone 18 Pro用 FLEX 3D 極黒 超低反射 360°のぞき見防止 複合フレームガラス
TR-IP26L3-G3-FPVAGCK 4582269611655 iPhone 18 Pro Max用 FLEX 3D 極黒 超低反射 360°のぞき見防止 複合フレームガラス

トリニティはApple Watch Series 12とUltra 4に対応したアクセサリーも同じ時期に出しており、新モデルに合わせた製品を早く出すメーカーのひとつです。

PGAの対象2製品

告知の全文はPGAの公式サイトで確認できます。

型番 JANコード 製品名
PG-26BTA01 4573540910581 iPhone 18 Pro用 液晶全画面保護フィルム 究極さらさら
PG-26BMB01 4573540910598 iPhone 18 Pro用 液晶全画面保護フィルム のぞき見防止

テレホンリースの対象4製品

告知の全文はテレホンリース(ラスタバナナ)の公式サイトで確認できます。

品番 JANコード 商品名
TR5431IP6B 4988075757639 iPhone 18 Pro/17 Pro用 反射防止 さらさらプラス フィルム
VY5435IP6B 4988075757677 iPhone 18 Pro/17 Pro用 フルスペックフィルム 反射防止
TR5482IP6D 4988075758148 iPhone 18 Pro Max/17 Pro Max用 反射防止 さらさらプラス フィルム
VY5486IP6D 4988075758186 iPhone 18 Pro Max/17 Pro Max用 フルスペックフィルム 反射防止

テレホンリースの手続きは少し変わっています。対象製品に住所・氏名・電話番号を書いたメモを添えて着払いで返送すると、まず当面使える代替品として光沢タイプのフィルムが届きます。反射防止タイプの正常品は生産の都合で、最長1か月程度かかる見込みだとしています。返送先は同社の「iPhone 18 Pro フィルム 交換係」(〒460-0001 愛知県名古屋市中区三の丸1-13-1)です。

メーカーの説明とAppleの公式情報

トリニティ・PGA・NIMASO JAPANの3社は、原因についてほぼ同じ説明をしています。iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro MaxではFace IDに使う赤外線センサーの位置が端末の左上部へ変わり、アンチグレアなどの表面加工を施したフィルムを貼るとセンサー部で干渉が起きる、という内容です。9月17日の投稿が指摘していた内容と一致します。

ただし、Appleの日本語の技術仕様ページには、赤外線センサーの位置が変わったという記載は見当たりません(9月21日時点)。Face IDの欄は「センターフレームフロントカメラのTrueDepthテクノロジーによる有効化」とあるだけです。位置の変更については、各社とリーカーの説明として受け取るのが正確です。

いっぽうでAppleは以前から、サポート文書「iPhoneやiPad ProでFace IDが機能しない場合」の中で「TrueDepthカメラにしみや汚れが付いていたり、ケースやスクリーンプロテクターで覆われたりしている場合は、取り除いてください」と案内しています。フィルムやカバーが顔認証をさまたげること自体は、以前から知られていた話です。MacBookでもカバーを付けたまま閉じないよう案内されているように、Appleの機器は周辺のすき間や光の通り道が設計に組み込まれています。

自分のフィルムが対象か確かめる

夜のApple Storeの入り口に光るAppleのロゴ

手順はそれほど複雑ではありません。上から順に試すのが早道です。

・Face IDを試す。顔認証がすんなり通るなら、いま使っているフィルムは影響していない
・パッケージや購入履歴で型番とJANコードを調べ、上の表と照らす
・型番が見つからないときは、購入した店またはメーカーの窓口に問い合わせる
・判断がつかないときは、いったんフィルムをはがしてFace IDを試す

最後のはがして試す方法は、Appleが案内している切り分け方と同じ考え方です。はがした状態で問題なく認証が通るなら、原因はフィルム側にあります。

4社とも、対象製品を使っていた人には交換または返金で応じるとしています。フィルムを無駄にしたと考えて捨てる前に、まず窓口に連絡するのが得です。

これから買う人が気をつけること

公式に確認できている事実と、リーカーの指摘は分けて考えるのが安全です。

メーカーの告知で対象になったのは、反射防止(アンチグレア)・超低反射・のぞき見防止と、いずれも表面に光を散らす加工や偏光の層を持つタイプでした。透明な光沢タイプは、いまのところどの社の対象リストにも入っていません。テレホンリースが代替品として光沢タイプを送っているのも、この違いを踏まえた対応だと読み取れます。

これに@L0vetodreamの指摘を重ねると、のぞき見防止フィルムもマット系と同じように認証が落ちるという話になります。こちらは個人が使って確かめた範囲の説明ですが、メーカーの対象リストにのぞき見防止の製品が実際に入っている点とは重なります。

フィルム選びの目安として同じ投稿が挙げていたのは、全面が透明で反射防止加工のあるタイプです。iPhone 17 ProとiPhone 18 Proの技術仕様には、どちらも画面そのものに「反射防止コーティング」が施されていると書かれています。反射防止の加工がないフィルムを貼ると、この画面側の効果が生きなくなる、というのが投稿者の見方です。

なお、すべてのメーカーの状況を確かめたわけではありません。9月21日時点で公式サイトや公式の発表で告知を確認できたのは、上の4社です。ほかのメーカーで同じ症状が起きていないと決まったわけではないので、反射防止やのぞき見防止のフィルムを買うときは、パッケージや販売ページにiPhone 18 Proシリーズでの動作確認の記載があるかを見ておくと安心です。

貼ってから気づくより、貼る前にFace IDを一度通しておくほうが切り分けも簡単です。iPhone 18 Pro向けのケースのように、新モデル対応をうたう製品が出そろう時期は、こうした相性の問題が表に出やすいタイミングでもあります。

まとめ

iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Max用の画面保護フィルムで、Face IDが正常に動作しない不具合が起きています。9月17日にリーカーの@L0vetodreamが赤外線の投光部の移動を指摘し、翌18日からトリニティ・PGA・テレホンリースが、NIMASO JAPANは17日の販売停止に続いて20日に調査結果を公表しました。

対象はいずれも反射防止・超低反射・のぞき見防止の加工を持つタイプで、透明な光沢タイプは含まれていません。手元のフィルムが対象かは型番とJANコードで確かめられます。顔認証が通らないときは端末の故障を疑う前に、フィルムをはがして試してみてください。

Source: トリニティ お知らせPGA お知らせテレホンリース(ラスタバナナ)お知らせNIMASO JAPAN お知らせ@L0vetodreamの投稿Appleサポート iPhoneやiPad ProでFace IDが機能しない場合Apple iPhone 18 Pro 技術仕様
画像: Unsplash(フリー素材)

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