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2026年9月18日に発売されたApple Watch Series 12は、アルミニウムにダークブロンズ、チタニウムにラディアントゴールドという新色が加わりました。同じ日に発売されたiPhone 18 Proの新色はバーガンディです。今年のAppleの新色は、深みのある暖色の側に寄っています。
ここ数年は、ガジェットでもファッションでも、淡くグレーがかった「くすみカラー」が定番でした。その流れが変わったのかを、Appleの公式発表と海外のレビュー、色の専門機関の発表で確かめます。
結論から書くと、くすみカラーが消えたわけではありません。くすみカラーの隣に、深みのある暖色が並ぶようになった、というのが今年の姿です。最後に、Series 12で淡い色と深い色のどちらを選ぶかの目安もまとめます。
ダークブロンズはアルミニウムの全色でいちばん目立つと評された

Appleはニュースルームで、Series 12のアルミニウムの仕上げを「美しい新色のダークブロンズ、ブラック、ライトゴールドのオプションに加えて、人気のスペースグレイ」と紹介しています。ミラネーゼループにもダークブロンズの新色が用意され、同じ色のケースと組み合わせられます。
発売前に全色を手に取った9to5Macは、レビューで「アルミニウムの全色の中でダークブロンズがいちばん目立った。これまでのアルミニウムのApple Watchにはなかった上品な仕上げだ」と書いています。9to5Macは、同じアルミニウムのライトゴールドについても「ゴールドが好きな人にはいい色」と添えていますが、最初に挙げたのはダークブロンズでした。
名前はブロンズですが、素材はアルミニウムです。本物のブロンズ(青銅)は、高級腕時計ではケースの素材として使われてきました。時計専門メディアのMonochrome Watchesは2021年に、ブロンズについて「10年ほど前に流行の素材として始まったものが、いまでは定番になった」と書いています。ダークブロンズは、その色味をアルミニウムのケースで取り入れた色といえます。
チタニウムにはリッチな新色のラディアントゴールド

チタニウムの仕上げには、ナチュラルチタニウムに加えて新色のラディアントゴールドが入りました。Appleがニュースルームで「リッチな新色」と形容しているのは、今年のApple Watchではこの色だけです。
ラディアントゴールドはApple Watch Hermès Series 12にも初めて採用され、ミラネーゼループにも同じ色が加わっています。ダークブロンズと並んで、今年のApple Watchの色の軸になっています。
iPhone 18 Proの新色はバーガンディ

iPhone 18 Proの色は、ブラック、シルバー、グレイシャー、そして新色のバーガンディの4つです。Apple Watchのバンドにもバーガンディが入り、Ultra 4のアルパインループやトレイルループにも同じ色があります。
予約が始まった翌日の9月12日、9to5Macが調べた米国のApple Storeでは、iPhone 18 Proで発売日に届かなくなっていたのはバーガンディの256GBと512GBだけでした。ほかの3色は、すべての容量で発売日に届く状態です。ただし大きいほうのiPhone 18 Pro Maxは、色に関係なく多くの構成で10月まで待つ状態でした。
前の年には、iPhone 17 Proのコズミックオレンジが話題になりました。米国の調査会社CIRPの2025年11月時点の調査では、iPhone 17 ProとPro Maxの購入者の40%がオレンジを選んでいました。黒に近い色が選ばれやすいとされてきたiPhoneのProモデルで、あざやかな暖色が最も多く選ばれた例です。
ここ数年は淡いくすみカラーが定番だった

一方で、ここ数年のガジェットは淡い色が中心でした。2023年のiPhone 15について、MacRumorsは新色を「淡く、くすんだパステルの色合い」と表現し、前の年のiPhone 14よりもずっと落ち着いた色になったと書いています。
日本では「くすみカラー」という言葉が定着するほど、この淡い色が広がりました。2021年ごろからは、くすみカラーのスマートウォッチやApple Watchバンドが次々に出ています。日本流行色協会(JAFCA)は2026年の色を選んだ理由の中で、「安定感のあるベーシックカラーや癒し感のある淡い色が好まれています」と書いています。淡い色は、2026年の時点でもまだ好まれている色です。
Appleも淡い色をやめたわけではありません。Series 12にはライトゴールドとスペースグレイ、セラミックのパールホワイトがあり、iPhone 18 Proのグレイシャーも淡い青です。
色の専門機関は淡い色と暖色の両方を挙げている

色の専門機関の発表を並べると、流れは一方向ではありません。米Pantoneが毎年選ぶ「今年の色」は、2025年がブラウンのモカムースでしたが、2026年は白のクラウドダンサーでした。
JAFCAも2026年の色に選んだのは、明るいピンクの「ハートフェルト・ピンク」です。ただし選定理由には「2026年は動きをイメージさせる暖色が注目されます」とも書かれています。
いちばん今年のAppleに近いのは、JAFCAが2026/27年秋冬に向けて発表した製品とインテリアの色です。1つ目のグループは「ペールやグレイッシュトーン、明度の高いパステルカラー」で、「今Z世代に好まれている色」とされています。もう1つのグループは「朝焼けにみられるオレンジ、大地のブラウン、深みのあるメタリックカラー」です。淡い色と深い暖色が、同じ季節に並べて示されています。
海外でも、デザイン誌のWallpaper*が紹介した1stDibsの調査では、2026年にデザイナーが取り入れたい色の首位がブラウンでした。約3分の1が選び、4年前のほぼ2倍になっています。
淡い色も深い色も今年のSeries 12で選べる

くすみカラーが消えて暖色に置き換わったのではなく、淡い色の隣に深みのある暖色が並んだ、というのが今年の色の姿です。Series 12は、そのどちらの好みにも応える色をそろえています。
| 好み | ケースの色 | 合わせやすいバンド |
|---|---|---|
| 深みのある暖色 | ダークブロンズ(アルミニウム)、ラディアントゴールド(チタニウム) | ダークブロンズやラディアントゴールドのミラネーゼループ、オリーブやバーガンディのスポーツバンド |
| 淡い色 | ライトゴールド、スペースグレイ(アルミニウム)、パールホワイト(セラミック) | 明るい色のスポーツバンドやスポーツループ |
| 落ち着いた濃い色 | ブラック(アルミニウム)、ナイトブルー(セラミック) | ネイビー系やブラックのバンド |
Appleの公式写真でダークブロンズに合わせているのは、オリーブのスポーツバンドと同じ色のミラネーゼループです。今年の新作バンドの色は新作バンドの記事にまとめています。
セラミックのケースは同じサイズでもひと回り大きく、アルミニウムより重くなります。価格はアルミニウムの71,800円からに対し、セラミックは159,800円からです。色だけで選ぶ前に、セラミックの重さと大きさも確かめておくと安心です。
Source:Apple(ニュースルーム)、9to5Mac、MacRumors、Sherwood News(CIRPの調査)、Monochrome Watches、日本流行色協会(JAFCA)、Pantone、Wallpaper*
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